忙しい方のための転職活動の始め方【最低限必要なことのみ解説】

転職

転職活動したいけど忙しくて時間が取れない。

転職活動についてググっても情報があり過ぎて何から手をつければいいかわからない。

新卒の就職活動と違い、仕事や家のことをやりながら転職活動するのは大変ですよね。日々お仕事で関わりのある方の中にも、本当に転職したいのになかなか第一歩を踏み出せない方が少なくありません。今回はそんな方の手助けになるような記事をと思い、このようなテーマにしました。

以下のステップを経ることで、転職活動開始にあたり、最低限必要なことはカバーできます。
完璧を求めると行動に移せません。適当に始めて、後から必要に応じて足りない部分を補強する、ぐらいのつもりでまずは行動を起こしてみましょう。

最短で転職活動をスタートさせるためのステップ

  1. 転職で実現したいことを漠然と決める
  2. 応募企業、ポジションのサーチ
  3. 必要書類の準備

転職で実現したいことを漠然と決める

まずは転職の目的を設定しないことには始まりません。
転職で実現したいことを決めて紙に書き出しましょう。
最初に書いた内容はあとで変更可能です。転職活動を通して学びや、気付きがあり、考えが変わったり、自分の希望が非現実的だと感じたら都度修正していけるので、肩の力を抜いて、”たたき”のつもりで書くことが行動を後回ししなくなる秘訣です。

応募企業、ポジションのサーチ

現時点での自分の希望が決まったら、次は応募したい会社、ポジションを見ていきましょう。
一番手っ取り早いのは転職サイトやエージェントへの登録です。これらのサービスへの登録は、ある程度数を絞ることをお勧めします。
たくさん登録すると、受け取る情報が被りますし、エージェントとのやりとりは狭く深い方が上手くいくケースが多いからです。情報収集するチャンネルを減らすことで取りこぼす情報が出てくる心配をされるかもしれませんが、しっかりしたところに2箇所くらい登録すれば大体の情報はカバーできます。また、逆にいくら増やしても取りこぼしは絶対に出てきます。

利用サービス数の限定は時間の節約にもつながるので、この記事を読んでくださっている忙しい方には特にお勧めです。
上記以外にも活動方法はありますが、多忙な方向けの”転職活動開始に最低限必要なこと”と考えると手間の掛からない転職支援サービスの利用が一番と思います。

必要書類の準備

転職活動を始められない方の多くは、忙しくて職務経歴書などの必要書類がなかなか作成できないことが理由です。ですので、敢えてこの項目を転職活動を始めるのに必要な最後のステップにしました。こうした書類がなくても活動は始められますので、転職をしたいとなったら書類作成などの雑事に煩わされず、まずは上記のステップ1, 2から始めてみてください。レジュメの作成は自分の経験の棚卸しとしても有用ではあるものの、ここで躓いて転職活動自体を始められないと元も子もないので、実際にポジションに応募する段階まではスキップで構いません。

大まかに転職活動に必要な書類は、履歴書、日本語レジュメ(職務経歴書)、英語レジュメ(日本語職務経歴書の英語版)の3つあります。応募企業によって必要書類は異なりますが、全て一度に用意するのは面倒なので、以下に優先順位をご紹介します。

  1. 英語レジュメ
  2. 日本語レジュメ
  3. 履歴書(JIS規格)

英語レジュメと日本語レジュメの優先順位は迷いましたが、最近は日系企業でもまずは英語レジュメで選考可能で、あとから日本語レジュメを提出すればよし、という会社が増えてきたので、英語レジュメを優先順位1位にしました。僅差なので、日本語レジュメを初めに作っても全く問題ありません。履歴書が必要な企業でもあとから提出可能なところも多いため、優先度は最低としました。

私は外資リクルーターですが、紹介先企業の日系、外資比は、日系:外資 = 3 : 7位で、スタートアップから大手、業界は全てカバーしているので、上記の優先順位はそれなりに多くのケースであてはまるのではないかと思います。

レジュメの書き方についてよく質問を受けますが、今回の記事の主旨に従い、最低限必要なものを挙げると、以下の通りです。フォーマットなどは後からどうにでもなるので、気にする必要はまったくありません。まずはドラフトでいいので、書き上げることが重要です。

レジュメに最低限必要な情報

  • 氏名
  • 連絡先電話番号、メールアドレス
  • 概要(自身の経験、強みを端的に記載)
  • 資格(取得時期も記載)
  • 学歴(在籍期間も記載)
  • 職歴(在籍期間、職位、仕事内容も記載)
  • その他(出版物などアピールしたいものがあれば)

いかがでしたでしょうか。働きながらの転職活動は面倒でついつい後回しにしがちです。不必要な転職を勧めるわけではありませんが、本気で転職を考えているのなら、まずは上記だけ最低限やってみませんか?一歩目が踏み出せればあとは意外とスムーズにいくと思います。

今回の記事が何かの役に立てば幸いです。