【絶対に成功させる!】失敗しない面接対策 – 内容対策編
先日ご紹介した記事面接対策の情報収集編の続きです。
今回は内容対策編ということで、面接の応答などに関する対策をご紹介します。
前回に比べ、一般的な内容が多いように感じるかもしれませんが、基本は何度も立ち返り確実に押さえるべきです。
私自身、転職者の方に面接アドバイスをするだけでなく、面接官として人と会うことも少なくないので、かなり実践的な内容になっていると思います。
面接前にサッと読めるように短い記事にしましたので、気軽に眺めて参考にしてみてください。
以下がやるべき3つの項目です。
回答の用意
想定される質問への回答の用意は必ずやることをおすすめします。
長い回答を作って暗記しようとする人もいますが、本番でカンペを読んでいるように聞こえるのと、想定と違う質問がきたときに対応できないので避けた方がいいです。
私のおすすめは、想定質問にたいして自分の回答を端的に書き出すことです。
例えば、
「あなたがこの会社を志望した理由を教えてください?」という質問を想定しているとして、それに対して完成された文章を作ってしまうと、この質問にしか対応できません。
しかし、志望理由を以下のように端的に書き出すと、それぞれをパーツとして他の質問への流用もできるので、本番で柔軟な対応ができます。また、丸暗記した回答よりも自然に聞こえます。
志望理由:
事業内容がおもしろい – 自分は社会性のある事業に強い強い興味がある
小規模であること – 一人一人と近い距離で働けそう
自分の経験を活かせそう – 業界は違うものの、やっている職種は一緒、むしろ他業界から入る自分が新しい視点を提供できそう
※必ずあなたの正直な回答にしてください。そうでないと本番で忘れてしまいます。
イメージとしては回答の完成品ではなく、パーツを作る感じです。上記でつくったパーツは他の質問でも流用できます。
こういった細かい要素を集めていくと本番で詰まることが少なくなるのでおすすめです。
質問を想定するには、事前の情報収集(前回記事参照)と、自分のレジュメチェックが有用です。
例えば、転職回数が多い人には、すぐに辞められないか判断するために転職理由に関する質問の比重が大きくなるといった感じです。
以上のような対策をする時間のない人のために、よくある質問例を以下に挙げます。
-志望理由を教えてください。
-転職活動をしている理由(今の会社を辞めようとしている理由)を教えてください。
-あなたは弊社に入ったら、どのような経験を活かし、何を成し遂げたいと思っていますか?
-過去に仕事で得た成功体験(失敗体験)を教えてください。(失敗体験の場合はそれにどう対処したかもセット)
急ごしらえの準備になってしまいますが、最低限これらの質問について回答パーツをつくっておけばある程度の対応はできると思います。
最後にフェルミ推定のような質問は流行が終わったようで出てくる可能性はかなり低いと思いますので、フェルミ推定を出してくることが明らかな場合を除いて、面接対策の優先度は低いです。
質問の準備
面接中にこちらからする質問の準備は非常に重要です。
どういった質問をするかで、面接官はあなたの会社・ポジションへの理解と興味度を見ています。
良い質問の条件は3つ、本当に聞きたい質問であること、具体的であること、会社についてよく調べてきたことが分かる質問であることです。
質問の悪い例は、「御社の今後の展望は?」や、「会社の雰囲気は?」、「この業界は今後どうなると思いますか?」などのざっくりとした質問です。会社やポジション自体への興味が薄いか、十分に情報収集をしていないように聞こえます。
上記のようなことを聞きたいのであれば、以下のように言い換えるべきです。
「最近御社は〇〇社と××の事業について提携したそうですが、今後はどういった事業エリアに力を入れていかれるご予定ですか?」、「御社ホームページで社員の方のインタビューを拝見し、意見を出しやすいオープンな環境に魅力を感じたのですが、○○さん(面接官)は御社の社風についてどのような印象をもたれていますか?」、「この業界は〇〇や、××のようなサービス形態が増えていますが、今後同じようなトレンドが続くと思われますか?」
本当に時間がない時は、前回の記事紹介したGoogle Newsサーチで会社名、もしくは業界名を検索し、そこから質問をつくると良いと思います。
また、せっかくの質問の機会なので、おざなりな質問ではなく、本当に自分の聞きたい質問をしましょう。
給与や条件についての質問はなるべく2次面接以降で聞くことをおすすめします。
模擬面接
ここまでの2つは多かれ少なかれ誰もがやっていることだと思います。他の候補者に差をつけたいと思ったら模擬面接をやりましょう。
模擬面接の効用は、練習と客観性です。
練習
模擬面接をすることで、落ち着いて本番に臨むことができるようになります。また、上記の回答の用意で準備した回答のパーツを質問に合わせて組み合わせていくのも、予め模擬面接で練習することで上達します。
客観性
模擬面接を通して、自分の面接でのふるまいや回答を客観的に評価できるようになります。これは面接対策をする上で最重要項目の一つです。
模擬面接のやり方
友人か誰かに面接官役をやってもらうのがベストですが、難しい場合は、一人でビデオ撮影や録音するのも有効です。これらも困難でしたら、独り言のように想定質問に対して回答するか、イメージトレーニングを試してみましょう。
重要なのはいったん回答をスムーズに言語化できるか試してみることです。
いかがでしたでしょうか。
全部やるのは大変でも少しでも実践して、良い結果につながれば幸いです。
よろしければ併せてWeb面接(オンライン面接)対策についての記事もどうぞ。